能力値かリパードクか


 この動画で挙げられている要素の中で印象的なものと言えば「能力値」と「フィンガーズ」の存在が双璧だと思う。この二つは意味合い的にも対照的だ。
 能力値については、恐らくほとんどのプレイヤーが、全ての能力値を最大にすることはできないだろうということ、つまりいずれかのスタイルを選ぶこととなり、後で選び直すことはできないということは薄々察していたと思われる。何故なら、スキルの振り直し要素が比較的序盤に登場するのに比べて、能力値の振り直しについては途中に一切登場する気配がないからだ。
 これに対してフィンガーズの選択肢は、これを選ぶことで取り返しのつかない状態になるというのは最初全く気づかないだろう。メイルシュトロームの武器も取り返しのつかない要素にはなるのだが、レアなアイテムとしては需要が高くないものを売っているだけなので、影響範囲は限られる。ところが、このフィンガーズが売っているサイバーパーツは、レア度が高くここ以外では売っていない唯一品。それも使用頻度の高いアイテムの上位互換品だ。確かにここで勢いで行動し、後悔したプレイヤーは多いだろうと思う。逆ならわかるが、正義感を発揮して悪人を殴ると損をするというのが、いかにもナイトシティっぽい選択肢ではある。

魔剣士にしか……


 結構強いという噂があるが、私の中では今のところ食指が動かない。まずこの「悪魔系に必ず先制が取れる」という特殊能力については、メタルキングの剣のようにメタル系に先制が取れるなら確かにすさまじいアドバンテージだが、悪魔系に先制が取れても……という気がするし、何より今のところ、得意武器として使えるのが魔剣士だけなので、活躍できる局面が限られるのだ。