こういうゲームのバランス調整で、初期に実装されたジョブに比べて、後から実装されたジョブが相対的に強いというのはよくある話だ。だから、最初に実装されたゴッドハンドが弱いのは仕方ないかな、とも思う。ただそうなると、直近で実装されたドラゴンはなぜ評価が低いのかという話になる。
遡ってFF6のウーマロの頃から、行動が制御できないキャラクターというのは高く評価されない傾向が強い。それでもジョブ名からいって、ブレス攻撃が超強力になるとかだったらまだわかるものの、ここで実装された天地雷鳴士がブレス職で、さらにお株を奪われてしまった。
逆に魔剣士は、当初私の評価は低かったが、結果的には抜きん出て強いジョブになった。DQWのクラスシステムでは、上級職が複数の基本職のハイブリッドという印象が強かったのに対して、特級職は基本職をそのまま強化したという感じで、上級職が複数持っていた役割の一部をわざわざオミットし、先祖返りさせたような形になっている。にもかかわらず、特級職の中で唯一、魔剣士だけが武器攻撃も呪文攻撃も強いという特徴を持っている。
例えば呪文攻撃なら大魔導士の方が強いが、それは結局強力な呪文武器が実装され続けない限り、強さが発揮されない。これに対し魔剣士は、物理攻撃武器が実装されても、魔法攻撃武器が実装されても腐らない。他のジョブから見るとこの強みはちょっとズルく見えなくもない(笑)。