一安心

https://www.nttdocomo.co.jp/2016_docomo_collection/index.html?dcm_reco_id=0_CRP_PRD_rec1_2016_docomo_collection&icid=CRP_PRD_rec1_2016_docomo_collection



 先日のiモード終了ニュースの報道の仕方に一抹の不安を覚えてドコモの公式ページを覗いたところ、SPモードのケータイはちゃんと新機種が増えていた。これで一安心という感じ。つまり先日のニュースはドコモの方針というより報道の方向性がよくなかったということで。
 欲を言えばSPモードケータイのスタート時に今くらいの選択肢は欲しかったし、もっと欲を言えば料金体系も最初から今のようにしてほしかったし、さらに欲を言えば今のラインナップもなんだか似たような本体ばかりで代わり映えがしないから、もっとバリエーションがほしいけれど、贅沢は言わない。むしろ筐体を共通化することでコスト削減を図ってスマホに対抗しているんだというなら、なくなるよりはよっぽどマシだ。

慣れると使いやすいとは聞くものの……

 前にちょっと書いたとおり、今はSH−06Gを使っているものの、不満点がある。タッチクルーザーEXだ。タッチクルーザーEXとは何かを説明する前に、まずSPモードケータイ(ガラホ)のブラウザについて説明する必要がある(ガラホを紹介しているページでも何故かこれにはあまり触れられていない)。
 SPモードケータイのブラウザはAndroidのものなので、スマホとほぼ同じページが見れるが、タッチ操作に対応していない。ブラウザの普段の操作モードはWindowsでいうところのタブ操作、iモード時代を知る人ならお馴染みの「クリックできる場所にポインタが次々飛んでいく」操作だが、時折「タッチ操作ならタップ可能なのにポイントできないアイコン」がある。例えば、Wikipediaピクシブ大百科の場合、デフォルトでは全ての項目が折り畳み状態で表示され、クリックすることで展開して内容が表示されるが、なぜか通常モードだと展開アイコンにポイントできない。
 この時、例えばSPモードケータイのFシリーズだと、特定のキーを押すことでカーソルが表示され、カーソルキーでアイコンに合わせてクリックすると、画面をタップしたのと同じ操作になる。ところが、SHシリーズにはタッチクルーザーEXという機能が搭載されており、特定のキーを押すと(長押し)カーソル移動モードになる点は同じだが、移動はなぜかテンキーをスライドパッドとして使うという操作になる。
 これが私には慣れなかった。元々カーソルキーに指を置いているわけだから、操作モードが変わってもそのままカーソルで操作したいし、タッチクルーザーEXの感度が高くて、カーソルを移動させようとテンキーに触れるとその場でタップした扱いになってしまい、誤操作しまくる。

 しかし、逆にFはGPSが非搭載であり、地図機能が使えない。迷った挙句、SH−06Gを選んだ次第である。

迷えるということは嬉しいこと

 ところが、今度紹介されている新型機を見ると、GPS搭載かつタッチクルーザーEX非対応(SH以外はみんな非対応だと思うが)の機種がある。これは惹かれる。ただ一つだけ難点もあって、解像度が今使っている機種よりわずかに落ちるようだ。これが違和感を覚えるレベルなのかどうか。本当は今の解像度を維持したいところだが……。

 とはいえ、迷えるということは選択肢があるということで、歓迎すべきことだ。しばし迷わせてもらおう。