これは思った

【悲報】異世界スマホの主人公さん、ガチの極悪人だったwwwwww


 表題の作品は別にどうでもいいし興味もないんだけど。

72: 2017年7月28日(金)

なろう作者の権力欲は異常


 これは本当にそう思った。特定の作品が、ではなくてジャンル全体が。
 昔ソードワールドリプレイを追いかけていた頃とかは、ロードスのパーンのように「戦闘能力は既に常人を遥かに超えているのに、いつまでも“平凡な冒険者”のままでいたがる冒険者」が多すぎて食傷気味だった。
 ところが、今はその逆。明らかに領主やるには能力も人徳も品格も全てが足りていない(としか読み取れない描写)のに、誰も彼もが領主。共感できて破綻していない領主を描くって相当ハードル高いはずなんだが。恐らくこれ、ブームの源流が領主ネタだったからなんだろうけど、作者の力量が足りてなくて有能な人間を描けないから、結果的に主人公以外の登場人物の能力を下げて相対的に主人公を上げるしかなく、敵も味方もアホしか出てこない作品になってしまう。

 ちなみに、昔ファンタジー世界の基礎知識系の書籍を出していたレーベルから、なろう作家向けと思われる「現実世界のトリビア本」みたいなのが複数出てるけど、多分需要はないと思う。なぜなら「鍛冶職人が鍛えた鉄板なら核爆発の衝撃も防げる」のように、根拠ゼロ、かつ思いっきり間違った知識を前提にしても作品は書けてしまうから。