動画作者も言ってるけど「ザナドゥ」という名前さえついていなければ、それなりに面白いゲームとしての評価を得られたんではなかろうか……。でも、埋もれたまま日の目を見なかったかもしれないな……。
「風の伝説ザナドゥ」もザナドゥとは似ても似つかないゲーム(こちらはファルコム製で作者も木屋氏自身)だし、東京ザナドゥも元祖ザナドゥと関連性があるようには到底見えないし、ファルコムにとっては“ザナドゥ”というタイトルそのものが「そういうもの」なのかもしれない。
ちなみに、今回気になって初めて調べてみたんだけど、ザナドゥって単語自体は地名から採られてるんだね。架空か実在かという差はあるにせよ、都市の名前から採ったというのがイースと共通してるというのもなんだか興味深い。当時のファルコムにはそういう風習でもあったんだろうか。
ティアフェス2020
ティアフェス、と言われても、縁のない方には何のことやらさっぱりだろう。DQXのイベント、それも恐らくユーザ主催イベントとしてはゲーム内最大級のイベントである(アストルティアフェスティバル、の略か?)。
実は、イベントがあることは知っていたものの、日程を知らず、ふとゲームにログインしようとしたところ29番サーバだけが異常に混雑していたため(普段は1や2など番号の若いサーバが混雑する)、何が起きたのかと色々調べてみてやっとイベントの存在に行き当たった次第である。
開催の経緯には詳しくないため、なぜ29番サーバが開催地だったのか正確な理由は知らないが、旧来より29番サーバはプクリポが好きなプレイヤーが集まるサーバとして知られており(2(ぷ)9(く)の語呂合わせから)、主催者がプクリポのグループだったのかもしれない。
何より凄いのは、これが運営主催でなく、プレイヤー主催のイベントだということだ。終わり際に滑り込んで雰囲気を楽しむ程度しかできなかったが、それでも主催、参加人数は相当なものであることが察せられた。これだけの規模になると統括するだけでも相当な労力だろう。その熱意には敬意しかないし、苦労には頭が下がるばかりだ。
ちなみに私が参加していたのは「和ストルティア」という和装のキャラクターのイベントだ。というのも、時間帯後半のイベントの多くが「イケディ無双」とか「集えオガ娘」とか「DWK☆48」(ドワ子)のように、種族や性別が指定されてるっぽいイベントが多かったので、どれにも該当しない私は参加できなかったのだ(笑)。和ストルティアは和装を着ていけばいいだけでハードルは低かった。
ちなみに見ていて一番凄いと思ったのは、オーガの女性8人で楽団をやっていた人たちだ。肌の色も服の色も髪型も微妙に一人ずつ変えて、8人が調和するように工夫していた。あれは凄い。服だけなら装備の染色でなんとかなるにしても、肌の色や髪の色はキャラ作成の領域である(後から変更することはもちろん可能だが……)。休憩でお茶を飲む光景すら様になっていた。個人的な印象だけど、オーガ女性は自キャラに思い入れの強い人が多くて、他種族としてはなんだか羨ましい。
DQXが好きなプレイヤーがあれだけの数集まるというだけでも嬉しいし、流れる会話を聞いているだけでも楽しかった。そして、できれば次回は最初から参加しようと心に決めつつ、終了後の会場を後にした次第である。
なお、スクリーンショットはどうやってもマイキャラが映り込むうえに、ブログに貼っていいかどうかイベントの規約がよくわからなかったため(少なくとも動画配信は禁止だと現地でアナウンスがありました)、ここには貼らないでおきます。リンク先、もしくはTwitterのハッシュタグ「#ティアフェス」で見れると思うので、そちらをご覧ください。