大晦日の日記に「今年クリアしたゲームがない」と書いたら友達がオススメしてくれたのがこちらのゲーム。タイトルだけは知っていたんだけど調べていなかった。システムがウィザードリィ、画面構成はFF、戦闘画面は味方がFF、敵がウィザードリィという感じなのか。職業も初代ウィザードリィと完全に同じだ。ウィズライクゲーは多いけど、性格システムまで搭載しているとは。
昔懐かし女王決定戦
かつてのクイーンズブレイドを知っている人が、この表紙を見てどう感じるかわからないが、実は本書はこれまで発刊されたクイーンズブレイドのいずれとも違う書籍である。
過去作は、海外の「ロストワールド」という作品のキャラクターだけを美少女に変更した、いわば対戦型ゲームブックとでもいうべき作品だ。ページごとに状況に応じた掲載キャラクターのイラストが載っているが、あくまでも1冊に載っているのは一人しかいないし、そもそもTRPGではない。
ところが、本書はそのクイーンズブレイドをフィフスエディションRPGで遊ぶためのヴァリアントルール、れっきとしたTRPGのルールブックである。さらに、過去作に登場した多数のキャラクターが収録されている。なので、過去作を何冊も買わなくても、一通りキャラクターの設定などを知ることができる(しかもイラスト付きで)。
また、本書は少なくとも書籍ベースで出版されたD&D関連作品の中で、最もページ数が少ない(従って読みやすい)D&Dの簡易ルールブックの一つである。「D&Dはやりたい、でもあの分厚いルールブックを読む自信がない」という人が、イラストを目当てに本書を読めば、D&Dの基本的なルールは把握できる。
「いや、自分のキャラが作りたいんだけど」という人にはオリジナルキャラクターを作成するルールが一応あるし、既存の美闘士もデータだけを抜き出して設定を置き換えれば、普通に冒険者のデータとして使えるはずだ(モンスターデータ扱いの二人は除く)。
つまり、本書はD&Dの入門書としても使えるのだ。ただしルールは戦闘関連のものに偏っているので、これだけだとダンジョンデルヴ的な遊び方になってしまう(しかもモンスターは掲載されていない)が、一応背景世界についても設定はちゃんと掲載されている。
私が驚いたのは、本書が「D&D」と「ロストワールド」という、本国では全く異なるシリーズ作品の融合となっていることだ。20周年記念作品とのことだが、色々な整理も必要だったのではないだろうか。
……ちなみに本書は昨年末に買ったので元旦のゲームのエントリで書こうと思ったら、単独タイトルなのに長くなりすぎたため今日になった次第である。
