先日某所で「メタルキングの剣のガチャを常設にしてほしい」という意見を見かけた。これについての私の意見を書いていきたい。
結論からいえば、私はこの意見に基本的には賛成である。ドラクエウォークの配信で新ガチャ武器の評価がされる際、しばしば使われる表現が「メタルキングの剣並みに必須かどうか」という言葉だ。結果的にはメタルキングの剣以降、これに匹敵するほど有用性の高い武器は実装されていない。比較的評価が高いといわれるウロボロスの杖ですら、メタルキングの剣には及ばない。
メタルキングの剣の高評価の理由の１つに「その有用性が、強さによるものだけではない」というのが挙げられる。
ソーシャルゲームのガチャの宿命として、強い武器といっても、結局はその寿命が長いか短いかという差異があるだけで、いつかはより強力な武器にとって代わられるというものがある。ところが、メタルキングの剣の有用性は「強さ」だけに拠っていないので、代替武器がなかなか出てこない。上位互換、あるいは完全互換の武器は今に至るも一つも出ていないと言っていい。
ただ強い武器なら、常設にする必要はない。それは新しい武器によって常に上書きされていくからだ。しかし、それにオンリーワンの性能が付加され、しかもその有用性が極めて高いとなれば、話は別だ。「自動発動するスキルによってメタルスライム系モンスターに常に先制できる」という性能は、それだけ非常に便利である。レベル上げにおいて、フィールド上に出現するメタルスライム系モンスターがもたらす経験値の比重はかなり高い。従って、これは強いというのではなく、プレイフィールが変わる存在だ。
私がこれに類似すると考えているのは艦これの明石、FGOのアルトリアキャスター、デレステの高垣楓に始まるシンデレラブレスを持つノワールアイドルだ（実はこの記事の初稿でこれらについて書いたのだが、過去のエントリの焼き直しになってしまったので、ここでは過去の日記へのリンクを貼るに留める）。
プレイフィールを大きく変えるものについては、入手チャンスは広くなければ不公平だ。ここで言っているのは価格の話というより、主に時間的な問題である。
「代価を払ったものは便利になる」それ自体は一つの考え方だ。しかし後から始めた者、たまたまその時期だけいなかった者には、代価を払うチャンスすら与えられないのは望ましくない。新規・復帰のモチベーションを大きく下げるからだ。
メタルキングの剣は、性能の高低とは別の意味で、大きくプレイフィールを変える武器だ。もし、この武器を定期的に復刻するのでないなら、自動発動スキルである「キングタイム」だけでも他の武器にも付与するべきだと思っていた。しかし、後日実装されたゴールデンクレイモアでは「似て非なる」スキルを実装することでこれを実現している。
これが運営の方針だというのなら、もっと多くの武器に類似のスキルがあってもいいと思う。それこそ「敵を倒したらMPを回復できる能力」並みにだ。そうすれば「メタルキングの剣が取れなかったから引退」なんて物騒な噂も出てこなくなるのではないだろうか。
案外長かった
もっと前にいろいろ終わっているかと思ったけど、案外長かった。ただ、ニコニコ動画にしても、DQXにしても、Youtubeにしても、オンラインサービスはかなり前に実質終わってたような状態だったから、ある意味で今更の話ではあるのかもしれない。
私自身の環境でいうと、WiiUは前述のオンラインサービスが必須になるようなコンテンツばかり利用していたので、これでお蔵入り。逆に3DSはオンラインが必要になるものはほとんどない上に、エルミナージュやデッドオアアライブディメンジョンズのように現行機に移植されていないゲームも多いので、オフライン専用機としてこれからも使っていくことになるだろう。
ところで、すれ違いサービスっていうのはオンラインサービスになるんだろうか？
